サービスリリース1周年を迎えて

日頃よりOMAKASEをご利用頂き誠にありがとうございます。
OMAKASEを昨年リリースして、昨日でちょうど1周年、そして今日から2年目になります。

 

もともと料理人の方々の料理以外の仕事の負担を少しでも減らしたい、という想いからサービスを立ち上げ、「つくり手が、もっともっと料理に没頭出来るように」というミッションのもとサービスを運営しています。

 

良いお店ほど、早朝の仕入れ、長時間の仕込みをしており、さらに良い食材を使っているからこそ原価率も高く、席数も少ないお店が多く、まさに命を削って、「料理」という渾身の作品を提供しています。

 

一方、本来お店とお客様は対等な立場なはずが、昨今はお客様のためのサービスばかり増えているように感じていました。

 

ならば、料理人に寄りそうサービスを作ろう、そしてお店とお客様の良い関係を作り出していこう、そんな想いから始まったのがOMAKASEです。

 

食べ手のちょっとした心遣いで、料理人の方が気持ち良く仕事が出来るようになり、食べ手の協力・思いやりがあってこそ、より良い作品が完成すると思ってます。

 

・遅刻をしない、万が一遅れる場合は必ず連絡を入れる、
・アレルギー/苦手な食材は事前に連絡をする、
・檜のカウンターに固いものや色の付くようなものを置かない/置く場合はハンカチなどを下に敷く、
・料理人の方が料理の説明をしようとしたら話を止めてしっかり説明を聞く、
・最高の状態で提供される料理を一番美味しい時に食べる、
・料理人が集中して仕事をしているタイミングで話しかけない、
・やむを得ない事情でキャンセルした場合はキャンセル料を払う(お店もその日のために仕入れてしまった魚や野菜は返品出来ません)

 

などなど、食べ手側のちょっとした気遣いでより良い作品を作る協力が出来ます。

 

素晴らしいアート作品が多い欧州では、オーケストラを聞きに行く時と同じように、レストランを訪れる際にも正装をします。それはアーティストである作り手への敬意を示す作法の1つであると言われます。

 

作り手だけでなく、受け手の教養・思いやりも高いレベルにあるからこそ、アートを楽しむ文化の土台にその精神があるからこそ、世界から注目されるような作品が多く生まれるのだと思います。